共働きや子育て世帯は、毎日時間との戦いです。仕事に追われながらも、家事や育児をこなさなければならず、体力的にも精神的にも疲れ切ってしまうことが多いのではないでしょうか。我が家もフルタイム共働きで娘を育てており、「このままでは持たない…」と何度も思いました。そこで、少しでも生活を効率化するために導入したのがスマートホーム化です。スマートホーム化とは、家の中の家電や設備をインターネットに接続し、スマホや音声で操作できるようにする仕組みのこと。これにより、日常のちょっとした手間が減り、忙しい毎日でも快適に過ごせるようになります。
今回は、スマートホーム化を始める際に最初に導入すべきアイテム「SwitchBotハブ2」について解説します。この記事を読めば、導入のメリットや設定方法、具体的な活用アイデアが分かり、より快適な暮らしを実現するためのヒントが見つかるかも。
忙しい毎日を少しでも効率化し、自由な時間を確保したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SwitchBotハブ2を導入するメリット
散らかりがちな家のリモコンが不要になる

テーブルの上にはテレビやエアコン・シーリングライトなど様々なリモコンが散乱。時にはどこにやったかわからなくなり(家族のだれかが戻さなかったり)リモコン探しに時間を浪費する。家族世帯ではあるあるですよね。SwitchBotハブ2を導入すればリモコンはもう必要ありません。リモコンを棚にしまっておけるので、テーブルの上で生活感が溢れることもスペースを圧迫することも探す時間も無くなります。
部屋の温度・湿度・照度が一目でわかりトリガーにもできる

部屋の温度・湿度が前面にデジタル表示されます。アプリ上ではそれに加えて照度も確認することができます。そしてなんといっても温度・湿度・照度をトリガーにできてしまいます。例えば、
「室温が30℃以上になったらエアコンをON」
「湿度が50%以下になったら加湿器をON」
なんてことができます。
ペットを飼育されている方は特に外出先でも部屋の温度・湿度が気になりますよね。部屋の温度・湿度を確認して外出先からでもペットが快適に過ごせるようにエアコンを遠隔操作することもできます。
スマホ・音声・AppleWatchで家電操作ができる


スマホだけでなくスマートスピーカーと連携することで声だけで家電操作することもできます。これによりスマホを持っていないお子さんでも操作することができます。AppleWatchからも操作ができるのでスマートスピーカーもスマホも手元に無い場合でも操作できます。
ワンタッチで複数家電を一斉に操作できる

SwitchBotハブ2には前面にスマートボタンが二つ備えられており、アプリで設定することでボタン操作で複数家電を一斉に操作することもできます。リビングの出入口付近にハブ2を設置しておけば、外出時に家電を一斉OFF⇒帰宅時に一斉ONすることもできます。お子さんでも簡単に操作できます。
SwitchBotハブ2について
外観




マットな質感でおしゃれな空間にも馴染みます。全面ホワイトで壁に設置(両面テープ付属)すると壁紙と同化して目立ちません。置いたときには背面のケーブルが干渉しないようスタンドに溝が掘ってあります。
内容物

- SwitchBotハブ2本体
- 5V/2Aアダプター
- 温湿度センサー搭載ケーブル(約2m)
- (両面テープ)
- (温湿度センサー両面テープ)
- (取扱説明書)
※写真には写っていませんがカッコ書きのものも同梱されています。
スペック
サイズ | 幅70mm×高さ80mm×奥行23mm |
重量 | 63g |
カラー | ホワイトのみ |
材質 | ABS |
対応OS | Android 5.0+ iOS 11.0+ |
赤外線送受信距離 | 最大送信距離:30m 最大受信距離:15m |
温度精度 | -20℃〜0℃:±0.4℃ 0℃〜65℃:±0.2℃ 65℃〜80℃:±0.3℃ |
湿度精度 | 10~90%RH:±2%RH 0~10%RH、90~99%RH:±3%RH |
電源 | 5V=2A |
価格 | 9,980円 |
ハブミニとの違い

製品名 | ハブ2 | ハブミニ |
接続端子 | USB Type C | Micro USB |
スマートリモコン | ○ 対応リモコン8万個以上 スマートラーニング対応 赤外線送信範囲が2倍 | ○ 対応リモコン8万個以上 スマートラーニング対応 |
赤外線通信距離 | 送信:最大30m 受信:最大15m | 送受信:最大10m |
Wi-Fi接続が不安定でも操作可能 | ○ | – |
エアコンリモコン状態同期 | ○ | – |
スマートボタン | ○ | – |
多数のコントロール方法 | ○ | ○ |
スマートアラート | ○ | – |
オートメーション | ○ スケジュール ジオフェンス(GPS) 温度(センサー) 湿度(センサー) 照度(センサー) | ○ スケジュール ジオフェンス(GPS) |
ハブ機能 | ○ | ○ |
Matter対応 | ○ | – |
価格 | 9,980円 | 5,480円 |
要するに、ハブミニと比較して「赤外線通信距離が大幅に伸びて温度・湿度・照度も計測できてスマートボタンがついてUSB-C接続になって価格が上がったよ」っていうことです。
初期設定
SwitchBotハブ2を使うにはSwitchBotアプリが必須となっています。初めて使う方はSwitchBotのアカウント作成から行いましょう。アプリ画面の指示通りに進めれば特につまずくこともなく数分程度で設定完了できます。
SwitchBotアプリを立ち上げ右上の「+」ボタンをタップし「デバイスの追加」から「ハブ2」を選択し画面指示に従います。

ハブ2のタッチボタンを同時に2秒押して「次へ」をタップ。Wi-Fi設定画面で自宅の2.4GHzネットワーク帯を選択し、Wi-Fiのパスワードを入力し「次へ」をタップします。

SwitchBotハブ2の名称を設定し「保存」をタップします。成功と表示され設定完了です。

リモコン登録
今回は我が家で使用しているエアコン(三菱)のリモコンを登録します。
SwitchBotアプリを開き「ハブ2」を選択し、赤外線リモコンの「+リモコンを追加」ボタンをタップ。今回は「エアコン」を選択します。

「リモコンの自動学習」を選択し、リモコンをハブに近づけて「今すぐ開始」をタップします。その後、リモコンの任意のボタンを押して赤外線情報を送信します。

”テンプレートが見つかりました”と表示されるので「了解しました」をタップします。次の画面で電源マークをタップしてテンプレート1~3の順に正常に動作していくか確認していきます。今回はテンプレート1で早速成功しましたので「問題なく動いている」をタップします。

名称を設定して「保存」ボタンを押すことでリモコン登録が完了となります。

SwitchBotハブ2の気になった点
温湿照度機能やスマートボタンが必要なければハブミニのほうが安くてシンプル

SwitchBotハブ2は機能面で見ればハブミニより圧倒的に優れていますが、その分価格が上がっていますし、機能が多いと操作が複雑に感じる方もいるかもしれません。用途が限定的で温湿照度機能やスマートボタンが不要な方はハブミニのほうがおすすめです。
バックライトのスケジュール設定はできない

ワンルームや寝室で使用する場合、寝ている間にバックライトの光がまぶしく感じるかもしれません。「○時以降はバックライトOFF」のようなスケジュール設定はできないので、寝るときだけ手動でバックライトOFF(スマートボタンに設定可能)にする必要があります。我が家ではリビングに設置したハブ2で寝室の家電の操作もできているので今のところ支障はありません。
我が家の活用アイデア紹介
お掃除ロボットをスケジュール設定で自動操作

元々お掃除ロボット自体にもスケジュール機能が備わっているのですが、我が家は1日に2回以上動かしたいのでハブ2を使ってスケジュール設定(昼12:00と夜24:00など)をしています。お掃除ロボットのメーカーによっては独自アプリで同様のことができますが、我が家はSwitchBotアプリで一元管理してなるべくアプリの数を増やさないようにしています。
リビングのシーリングライトとテレビを遠隔でスイッチOFF
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ベッドに入ってからリビングのスイッチの消し忘れに気づくことってありますよね。そんな時でもベッドの中から遠隔でスイッチOFFできます。ほかにも例えば、
”子供を抱っこで寝かしつけ(手が塞がった状態)⇒寝室に連れて行き寝かせる⇒リビングのスイッチを消しに戻る⇒寝室に帰る”
といった一連の流れも、SwitchBotハブ2があれば
”抱っこで寝かしつける⇒寝室に行く⇒寝室からリビングのスイッチOFF”
で済みます。
外出先から遠隔操作でエアコンをスイッチONして帰宅したらスグ快適

夏場の暑い部屋に帰ってきてエアコンが効いてくるまで待つ時間ってストレスですよね。外出先から遠隔でエアコンのスイッチONすることで帰宅したらスグに快適です。
エアコンの消し忘れをスケジュール設定で防ぐ(節電)

”夜消し忘れて朝起きたらエアコンがつけっぱなしだった・・・”
という経験は誰しもあると思います。我が家ではエアコンのスイッチOFFはスケジュール設定しています。これによって消し忘れることが一切なくなり節電につながりました。(エアコンの電気代は本当に馬鹿にならない・・・)
SwitBotハブ2はスマートホーム化を始める最初の1台におすすめ

SwitchBotシリーズには便利な製品がたくさんありますが、どれもSwitchBotハブ2(ハブミニ)と連携させることで真価を発揮します。ほかのSwitchBot製品を持っていなかったとしても赤外線通信する家電製品全般のリモコンが不要になるだけでも十分価値があります。単体でも便利ですし、スマートホーム化にはマストなアイテムなので、「スマートホーム化を始めたいけど、どれから買えば良いかわからない」という方が最初に買うべきアイテムです。ぜひお試しください。

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