- イヤーカフ型イヤホン、周りに使っている人が少ないので使用感が気になる
- 耳に挟み込んでいる間に痛くならない?
- 音漏れはどのくらいする?
今話題のイヤーカフ型イヤホンは耳に挟み込んで使用する構造で、一般的なカナル型と違い耳を塞がないのが特徴です。最近人気が出てきているもののまだ使っている人は少ないため、使用感がわからず購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
今回はあのAnkerから発売されているイヤーカフ型イヤホン、Soundcore C40iの使用感を、実際に半年使用してみた感想をもとに解説していきます。
この記事を読めばSoundcore C40iのメリット・デメリット、どんな場面での使用がおすすめかが全てわかります。Soundcore C40iに限らずイヤーカフ型イヤホンを検討されている方もぜひ最後まで読んでください。

- 耳を塞がず、外部の音も聞こえる
- マルチポイント接続対応でスマホ・PCと同時接続可能
- 物理ボタンで誤操作が少ない
- 眼鏡・マスクと干渉しない
- 耳が蒸れず快適
- 音質・音漏れはカナル型より劣る
- 慣れるまでは耳が痛くなることがある

音質・音漏れは悪くないが、カナル型にはやや劣る

イヤホンが耳の穴から離れる構造上、音質はカナル型よりやや劣る印象。物足りなさを感じて音量を上げると多少音漏れします。まあこれは想定内。満員電車であれば気になるかもしれませんが、自宅や屋外でながら聴きするには問題ありません。

妻曰く、リビングで一緒にいる分には音漏れに気づかないレベルとのこと。
音質が気になる方は専用のアプリで各音域ごとに細かく調整することが可能です。低音域を強化するモードなんかもあります。
騒音計アプリで音漏れを計測してみた


- 夜の寝静まったリビングで検証
- スマホアプリ「騒音測定器」を使用
- 机に置いたスマホと顔との距離は約30cm
- YoutubeでMVを音量80%で流した
検証の結果、平均で約27デシベル程度の音が測定されました。27デシベルが具体的にどのくらいの音なのかChatGPTに質問してみたところ、「静かな住宅街の夜」「静音型冷蔵庫の稼働音」「空気清浄機の静音モード」くらいという回答でした。
ただ、音無しの場合が約20デシベルだったので単純に27デシベル分の音漏れが発生しているわけではなさそうです。ちなみに音量を50%まで下げると騒音測定器では数値に現れないほど音漏れはありませんでした。
Anker Soundcore C40iのスペック詳細
![]() ![]() 【画像出典:ankerjapan.com】 Anker Soundcore C40i | |
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特徴 | ・コスパ◎ ・音質〇(3Dオーディオ対応、アプリでカスタマイズ) ・音漏れ軽減〇(耳道に真っ直ぐに音を届ける指向性サウンド) |
サイズ (イヤホン本体片耳) | 29×24×18mm |
カラー | 2色展開 (メタリックグレー、ローズゴールド) |
重さ (イヤホン本体片耳) | 約5.8g |
防塵・防水規格 | IPX4 |
再生可能時間 イヤホン本体のみ/充電ケース使用時 | 最大7時間/最大21時間 |
充電時間 イヤホン/イヤホン本体+充電ケース | 約1時間/約2.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
マルチポイント接続対応でPCでの作業中も同時接続できる


Soundcore C40iは、「スマートフォンで音楽」「PCでWeb会議」など、2台の端末に同時に接続し切り替えができるマルチポイント接続にも対応。
例えば、自宅のPCでBGMを流しながら作業をしているとスマホに電話がかかってくることありますよね。そんな時でもいちいちイヤホンを取り外したり、接続し直したりする手間がありません。
シームレスに通話へ移行⇒終了後はすぐBGMを再開して作業を始められます。
誤操作が無い物理ボタンは正義


Soundcore C40iは左右それぞれに大きめの物理ボタンを備えており、再生・停止や音量上げ下げ等を行うことができます。接触ボタンだとうまく反応してくれないことがあったり、いちいち手袋を外さないといけなかったりと結構ストレスなんですよね。
またカナル型の場合、ボタンを押すときにイヤホンが耳の穴に押し込まれて不快だったりするのですが、イヤーカフ型は耳に挟んでいるためそのような心配がなく地味にうれしいポイント。
Anker Soundcore C30iと比較


2025年2月からエントリーモデルとして販売開始したSoundcore C30iはなんと、Soundcore C40iよりも5,000円も安いびっくり価格。なぜこんなに価格差があるのか気になり、違いを比較してみた結果は上図のとおり。価格差の割にはほぼ同等の機能を備えているといっても過言ではない。
公式サイトにあるSoundcore C30iのクリアな音質というのがどんなものかはぜひ試してみたいところ。とにかく安さ重視の方や、イヤーカフ型イヤホンを試してみたいという方にはSoundcore C30iがおすすめ。



私は物理ボタン操作が捨てがたいため、Soundcore C40iでファイナルアンサー。


イヤーカフ型イヤホンで「ながら聴き」して生産性を上げる


ワイヤレスイヤホンといえばAirpodsのように耳の中に入れるカナル型が一般的ですが、外部の音が聞こえにくいのがネック。家族といる時や育児中のながら聴きには不向きなんですよね。移動中や一人で作業している時ならいいんですが。
筆者の使用目的は、音楽を楽しむことでもノイズキャンセリングでもなく、ラジオを聴き流すように情報をインプットすることでした。
耳を塞がないイヤホンの中には耳にかけるタイプもありますが、眼鏡やマスクを着用していると取り外しの際に引っかかる恐れがあるのでより手軽に使えるイヤーカフ型にしました。
激しい運動をしなければ外れる心配はほぼない


イヤーカフ型は耳に挟んで使用する構造のため、歩いている間に外れて失くしてしまわないかが心配でした。結論、Soundcore C40iは日常使いであれば外れる心配ほぼ無し。3か月毎日使用していて外れたことは一度もありません。
イヤホン単体でもある程度挟み込む幅に融通が効くし、耳が小さくてガバガバだったとしても付属のイヤーカフキャップで幅の調整が可能です。片耳5.8gと軽く、耳に優しくフィットしてくれます。
耳が痛いのは最初だけで蒸れずに快適


耳の大きさには個人差があります。私の場合、Soundcore C40iを使い始めて1~2週間は長時間の着用で耳が痛かったです。慣れてくると痛くなくなりました。今ではつけている感覚も無いほど馴染んでます。



耳の形が変わったのか、痛くない絶妙なポジションに装着する技術が向上したのか…?
耳が小さい人は付属のイヤーカフキャップで微調整できるので、もっとラクかもしれません。私は最初からイヤーカフキャップ無しでも落とす心配がないくらいフィットしてました。
カナル型を長時間使用していると耳が蒸れてかゆくなることが多々あったのですが、耳を塞がないイヤーカフ型はそれが無いのもグッド。
音楽を楽しむより「ながら聴きでインプットをしたい方」におすすめ


筆者の場合は、使用目的とSoundcore C40iの仕様が合致していたため大満足でした。ただ、人によっては音質に物足りなさを感じたり音漏れが気になるかもしれません。音楽を楽しむことやノイズキャンセリングが目的の方はカナル型を検討しましょう。
「とにかく時間が無い」「家事育児中でも少しでも情報をインプットして生産性を上げたい」と思っている方はぜひお試しあれ!


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