日々暮らしをラクにするモノを探しています、さけぱぱ(@sakepapa_)です。
自転車のタイヤに空気を入れるのって、地味に大変な作業ですよね。
手押しポンプで汗だくになりながら、
「疲れるし、場所も取るし、そもそも適正な空気圧が分からない……」
と悩んでいました。
そんな僕の救世主となったのが、スマート空気入れ『PANP RIDE』です。

ロードバイクの高圧タイヤから、自動車、バイク、さらにはサッカーボールまで、ボタン一つで誰でも簡単に適正空気圧に調整できます。
この記事では、実際に『PANP RIDE』を使ってみて感じたメリット・デメリット、さらには他社製品との比較まで、徹底的にレビューします。
あなたも面倒な空気入れ作業から解放され、快適なサイクルライフを手に入れましょう!
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ボタン一つで空気の充填が完了 エアホースが本体に内蔵されていてコンパクト 最大空気圧は約1000kPa(150Psi)!高圧なロードバイクにも対応 自動車・バイク・ボールにも対応 充電規格がUSB-C | 動作音が大きい タッチパネルは誤操作しやすい しばらく操作しないと自動的に電源がオフになる |

この記事を書いた人:さけぱぱ
暮らしをラクにする家電&ガジェットが大好き。本業は機械系エンジニア。夫婦ともにフルタイム共働き。2歳の娘と0歳の息子の育児に奮闘中。レビュー依頼やご質問は、お気軽にお問い合わせフォームまで。

『PANP RIDE』の外観
今回購入したスマート空気入れ『PANP RIDE』。

株式会社TradeFKJapanが手掛ける電動空気入れ専門ブランド「PANP」の万能モデルです。
さけぱぱ2024年4月に「KUKiiRE スマート空気入れ」からブランド名が変わりました。
※ブランド名の変更に伴い、製品品質、サービス、価格に変更はありません。
PANP公式サイトより
パッケージを開封すると以下のアイテムが入っています。

- 本体(米式エアホース内蔵)
- 収納袋
- 説明書一式
- 充電ケーブル(USB-A to -C)
- 変換アダプター【自転車用(英式・仏式)/ビニールボール用/ボール用】
さけぱぱ付属品が多いので、収納袋が付いているのはありがたい♪


説明書一式には、操作手順と適正空気圧の早見表を記載したカードが付属。
誰でも簡単に使える親切設計です。
続いて、本体を詳しく見ていきましょう。

本体サイズは15.3×6.0×3.9cm。
350mL缶よりわずかに高さがあります。

操作はタッチパネル式で見た目もスマート。
空気圧はディスプレイにデジタル表示され、一目で確認できます。
さけぱぱ細かい目盛りのアナログより、数値で出るデジタルの方が断然わかりやすい♪

上部にはLEDライトを搭載。
夜間でもバルブを探すのに苦労しません。

重さは実測で426g。
500mLペットボトルより少し軽い程度で、持ち運びも苦になりません。
『PANP RIDE』のメリット
ボタン一つで空気の充填が完了
『PANP RIDE』のいちばんの魅力は、圧倒的な手軽さです。
操作は指一本、ボタンを押すだけ。
バルブにセットしたら、あとは自動で充填まで完了します。(詳しい使い方はこちらから>>)
さけぱぱ吊り下げても外れにくい設計だから、手で支え続ける必要もなくてラクなんです……!
「タイヤの固さをいちいち確かめながら、必死にポンピング……」
そんな手間はもういりません。
誰でも簡単に、適正な空気圧まで仕上げられます。
エアホースが本体に内蔵されていてコンパクト

エアホースは本体に格納されており、無駄がありません。
さらに、エアホースを引き抜くと自動で電源ONするギミックは感動モノです。
この機能的でスタイリッシュなデザインが評価され、レッドドットデザイン賞を受賞しています。
ドイツで毎年開催される、世界最大級で国際的に権威あるデザイン賞のこと。
最大空気圧は約1000kPa(150Psi)!高圧なロードバイクにも対応

ロードバイクやクロスバイクのタイヤは、自動車などと比べて非常に高い空気圧が必要です。
| 空気圧(kPa)目安 | |
|---|---|
| ロードバイク | 550~830 |
| クロスバイク | 340~590 |
| 大型バイク(400cc以上) | 250~300 |
| ミニバン | 220~250 |
| ママチャリ | 275~345 |
そのため、一般的な電動空気入れではパワーが足りず、規定の圧力まで充填できないケースも少なくありません。
しかし、『PANP RIDE』の最大空気圧は、プロ仕様のロードバイクにも対応可能な1000kPa (150Psi)というパワフルさ。
どんな高圧タイヤでも、簡単かつ確実に空気を入れることができます。
自動車・バイク・ボールにも対応

自転車用、ボール用、浮き輪用…と、物置にいくつもの空気入れが眠っていませんか?
『PANP RIDE』には豊富なアタッチメントが付属。
ロードバイクやクロスバイクはもちろん、自動車、バイク、サッカーボールまでこれ一台で完結します。
さけぱぱ自動車はエアホース(米式)単体で接続可能
用途ごとにポンプを買い揃える必要がなくなり、収納スペースがスッキリと片付くのも嬉しいポイント。
充電規格がUSB-C

バッテリー式でコードレスな『PANP RIDE』は、USB-C充電できる手軽さも嬉しいポイントです。
例えば、海やキャンプへ向かう車内で、スマホ用の充電器を使って充電。
目的地に到着したら、すぐにフルパワーで浮き輪やエアマットを膨らませることができます。
そんなスマートな使い方ができるのも、USB-Cならではのメリットです。
『PANP RIDE』のデメリット
動作音が大きい

正直に言うと、『PANP RIDE』を初めて使ったときの第一印象は「動作音が大きい」でした。
騒音計での実測値は82.6dB。
夜間や早朝の使用は、少し気を遣うかもしれません。
さけぱぱドライヤーの「強」モードと同じくらい
とはいえ、大きな動作音はパワフルな電動ポンプの共通の課題でもあります。
実際に手持ちの他社製品と比べてみましたが、『PANP RIDE』の音量は同程度か、むしろ少し静かなレベルでした。(他社製品との比較はこちらから>>)
タッチパネルは誤操作しやすい

『PANP RIDE』の操作は、タッチパネル式。
見た目はスマートですが、軽く触れただけで作動することがあります。
さけぱぱ動作音も大きめなので、不意に動き出した時にはびっくりします
しばらく操作しないと自動的に電源がオフになる

『PANP RIDE』は、エアホースを引き抜くと自動で電源ONする構造のため、電源スイッチが存在しません。
さけぱぱタッチパネルのマークは、「スタート/ストップボタン」なので注意
しばらく触らないと電源が勝手に落ちます。
自動電源オフ機能自体は安心ですが、電源が切れると復帰にホースの差し直しが必要でやや手間に感じました。
電動空気入れ「エーモン電動エアポンプ(4872)」との比較
手持ちのエーモンの電動エアポンプと比較してみました。

まずは、各々の基本的なスペックから。
![]() PANP RIDE | ![]() エーモン電動エアポンプ | |
|---|---|---|
| サイズ | 高さ15.3cm×幅6.0cm×奥行3.9cm | 高さ12.1cm×幅7.5cm×奥行4.9cm |
| 重さ | 426g(実測) | 388g(実測) |
| 最大圧力 | 約1,000kPa(150PSI) | 500kPa(72.5PSI) |
| 作動温度 | -10℃~60℃ | 0~40℃ |
| 電池容量 | 4,000mAh/3.7V/14.8Wh | 2000mAh/7.4V/14.8Wh |
| 圧力単位 | PSI,BAR,kPa,Kg/c㎡ | PSI,BAR,kPa,Kg/c㎡ |
| 付属品 | エアホース(米式) 収納袋 充電ケーブル(USB-A to-C) 仏式アタッチメント 英式アタッチメント ボール用アタッチメント 浮き輪用アタッチメント | エアホース(米式) 収納袋 充電ケーブル(USB-A to-C) 仏式アタッチメント 英式アタッチメント ボール用アタッチメント ビニールボール用アタッチメント×2種 L字アダプター |
| 価格 | 公式サイト | Amazon |
外観を比較
左:PANP RIDE、右:エーモン電動エアポンプ


表示は両機ともデジタルで、見やすさは同等。
操作方式は、『PANP RIDE』がタッチパネル式なのに対し、エーモン電動エアポンプは物理ボタン式。
形状は『PANP RIDE』が細身で少し背高めですが、使い勝手に大きな差は感じませんでした。


重さは、エーモン電動エアポンプが約40g軽量。
これは、エアホースを内蔵していないためによるところが大きいです。

上部を比べると、『PANP RIDE』はLEDライトが小型。
一方、エーモン電動エアポンプは出力用USB-A端子を備え、モバイルバッテリーとしても使えます。
動作音と充填スピードを実際に検証してみた
左:PANP RIDE、右:エーモン


騒音計を用いて計測した結果、動作音は同等。
しいて言えば、わずかに『PANP RIDE』が静かに感じました。
続いて、自動車(ミニバン)のタイヤの空気圧が220→250kPaになるまでにかかる時間を計測しました。
『PANP RIDE』の充填スピード
『エーモン電動エアポンプ』の充填スピード
結果は、『PANP RIDE』が約95秒/本、エーモン電動エアポンプが約56秒/本で、エーモン電動エアポンプが約1.7倍速いという結果に。
- 『PANP RIDE』
-
高圧対応の一方で充填スピードはやや劣る
- エーモン電動エアポンプ
-
充填は速いものの高圧なロードバイクには非対応
自動車メイン&スピード重視ならこちらがおすすめ
スマート空気入れ『PANP RIDE』の使い方
ロードバイク/クロスバイクの空気の入れ方(出典:PANP公式サイト)










電動空気入れ専門ブランド「PANP」各モデルの選び方
PANPのラインナップには、「RIDEシリーズ」と「AIRシリーズ」の2種類があります。
- RIDEシリーズの特徴
-
- 日常使いで様々なタイヤを中心に空気を入れたい人向け
- 入れられるもの:自転車全般、バイク、車、ボール
- 入れられないもの:プール、エアマット
- AIRシリーズの特徴
-
- レジャー・アクティビティを中心に空気を入れたい人向け
- 入れられる物:浮き輪、ビニールプール、車中泊マット、エアーベット、インフレーターマット、インフレーター枕、SUP、ゴムボート、トーイングチューブ、バナナボート、エアーテント
- 入れられない物:タイヤ全般
RIDEシリーズは、タイヤやボールなど高圧の充填が得意な一方、大容量の空気入れは苦手です。
さけぱぱ入れられなくはないのですが、時間がかかりすぎる…。
一方、AIRシリーズは、大容量の空気入れに適しています。
RIDEシリーズは全3種類(RIDE/RIDE PRO/RIDE CYCLE)

RIDEシリーズには、
- RIDE
-
万能モデル
- RIDE PRO
-
車のタイヤなどの大容量向け
- RIDE CYCLE
-
持ち運びに特化したサイクリスト向け
の3種類があります。それぞれの主なスペックは以下の通り。
![]() RIDE | ![]() RIDE PRO | ![]() RIDE CYCLE | |
|---|---|---|---|
| 空気を入れるスピード | 毎分29ℓ | 毎分35ℓ | 毎分14ℓ |
| 目安 | ロードバイク:60秒 普通車:120秒 | ロードバイク:30秒 普通車:30秒 | ロードバイク:60秒 クロスバイク:50秒 |
| サイズ | 高さ15.3cm×幅6.0cm×奥行3.9cm | 高さ13.0cm×幅11.2cm×奥行5.6cm | 高さ4.5cm×幅7.1cm×奥行3.2cm |
| 重さ | 433g | 650g | 108g |
| 価格 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
AIRシリーズは全2種類(AIR/AIR PRO)

AIRシリーズには、
- AIR
-
コンパクトで持ち運びしやすい
- AIR PRO
-
スピードが早く、使える幅が広い
の2種類があります。
それぞれの主なスペックは以下の通り。
![]() AIR | ![]() AIR PRO | |
|---|---|---|
| 入れられるモノ | 浮き輪、プール、エアマットなど | SUP、ゴムボート、バナナボート、エアーテントなど大容量のもの |
| サイズ | 高さ4.3cm×幅4.3cm×奥行6.0cm | 高さ28.3cm×幅19.4cm×奥行9.0cm |
| 重さ | 104g | 1,490g |
| 価格 | 公式サイト | 公式サイト |
電動空気入れ『PANP RIDE』レビュー まとめ

『PANP RIDE』のメリット・デメリットを改めてまとめると以下の通り。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ボタン一つで空気の充填が完了 エアホースが本体に内蔵されていてコンパクト 最大空気圧は約1000kPa(150Psi)!高圧なロードバイクにも対応 自転車・車・バイク・ボールにも対応 充電規格がUSB-C | 動作音が大きい タッチパネルは誤操作しやすい しばらく操作しないと自動的に電源がオフになる |
『PANP RIDE』の魅力は、ただ「手軽でラク」なだけではありません。
本機を使うことで、適正な空気圧でのタイヤ利用につながります。
これすなわち、日々の安全性や安心、そして事故率低下にもつながります。
ひいては、大切な家族を守ることにもつながるかもしれません。
ぜひ、PANP RIDEで快適で安心なサイクルライフを手に入れましょう!
以上、さけぱぱ(@sakepapa_)でした。










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