「仕事・家事・育児で毎日忙しく、献立を考えて自炊する時間がない…」
「毎日簡単な料理ばかりでメニューがマンネリ化してしまっている…」
多くの共働き・子育て世帯の切実な悩みではないでしょうか。毎日の食事準備に追われ、「子供の成長のため少しでもバランスの良い食事を」という願いと時間の制約との間で葛藤する日々。
そんな忙しい我が家の救世主となったのが、パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aでした。
この記事では、2年以上使い込んだ筆者が、忙しい毎日を送る家庭の強い味方となるパナソニックのスチームオーブンレンジの魅力を徹底解説します。
家事の負担軽減と料理の質向上を両立させることで、忙しい日々の中でも時間的・体力的余裕を取り戻しましょう。
- 共働きで平日の食事準備に時間をかけられない
- 複数の料理を同時に作る必要がある子育て家庭
- 健康的な食事にこだわりたい

- 庫内容量30Lの大型スチームオーブンレンジ
- 料理の質が向上「スチーム機能」
- 食材の裏面までしっかり火が通る「ヒートグリル皿」
- 冷凍食材をそのまま調理「凍ったままグリル」
- 材料を入れるだけ「ワンボウルメニュー」
- 材料を並べるだけ「かんたんグリルメニュー」
- 同時調理で時短「2段調理」
- 価格が高い
- 設置スペースが必要
- 多機能につき操作がやや複雑
- 消費電力が高め

パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aのデザイン・スペック

スペック詳細
総庫内容量 | 30L |
庫内形状 | ワイド&フラット |
ドア開き方 | たて開き |
操作部 | 大型ホワイト液晶 |
電源 | 100V・50Hz/60Hz |
グリル機能 | 大火力平面ヒーター |
両面グリル | |
消費電力 1350W | |
ヒーター出力 1330W | |
レンジ機能 | 消費電力 1400W |
自動出力の最高出力 1000W(継続時間約5分) | |
切り替わり後出力 700W | |
手動出力 800・600・500・300・150W(相当)・300Wスチーム | |
スチーム機能 | スピードスチーム機構/100℃・95~60℃(低温スチーム) |
加熱水蒸気 | |
スチームプラス | |
オーブン機能 | 2段調理・コンベクションオーブン |
オーブン段数 2段 | |
消費電力 1400W | |
ヒーター出力 1380W | |
温度調節範囲70~300℃ | |
最高温度300℃の運転時間 5分 | |
切り替わり後の温度 230℃ | |
解凍機能 | 芯までほぐせる解凍(全解凍・半解凍)※2 |
発酵機能 | スチーム発酵 |
発酵温度30~65℃(5℃刻み) | |
省エネ機能 | 自動電源オフ機能 待機時消費電力ゼロ |
庫内灯 | LED |
寸法 | 外形寸法 幅494mm×奥行445mm※3×高さ370mm |
脚間寸法 前440mm、後ろ(壁側)435mm、縦308mm、縦(壁から)401mm | |
庫内寸法 幅394mm×奥行309mm×高さ235mm | |
上方・左右の空間指示 上方8㎝以上あけてください | |
電源コード長さ 1345㎜ | |
グリル皿 幅407mm×奥行303mm | |
オーブン皿 幅407mm×奥行303mm | |
質量 | 約19.6㎏ |
水タンク容量 | 650ml |
年間消費電力量 | レンジ部 58.0kWh/年 |
オーブン部 12.2kWh/年 | |
取説掲載レシピ数※4 | 202 |
自動お手入れコース | 庫内/天井(オートクリーン)・脱臭/洗浄・水抜き/クエン酸洗浄 |
※1 | 高周波出力1000Wは最大5分で、その後自動的に700Wに切り換わります。これはあたためなどの限定したメニューで働きます。 |
※2 | 食材や形状、環境などにより出来栄えは異なります |
※3 | ハンドルなどを入れた最大奥行寸法:481mm、ドア開放時の奥行寸法:720mm |
※4 | WEB版取扱説明書に掲載のレシピも含む。 |
【新製品】2025年現在の最新モデルはNE-BS8D

パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aは2024年にNE-BS8C、2025年にNE-BS8Dにリニューアルしています。
新機能が追加されたほか、軽微なデザイン変更や取説掲載レシピ数の変更などがありました。
基本的な性能は変わっていないので、変更点と価格の違いを見比べながら選ぶことをおすすめします。
- お急ぎあたため「スピードモード」追加で加熱時間が最大約38%短縮
- ワンボウルメニューに「凍ったままワンボウル」「パスタ」「やみつき野菜」「スープ」が追加
- 「かんたんグリルメニュー」がなくなった
- 自動メニューが95⇒130に増加、凍ったままグリルメニューが5⇒4に減少
- 取説掲載レシピ数が202⇒153に減少
- トースト・パンモードに「冷凍トースト」が追加
- 本体色「ホワイト」が「オフホワイト」に

パナソニックビストロオーブンレンジの特徴
庫内容量30Lの大型スチームオーブンレンジ

パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aのサイズは幅494×奥行445×高さ370mmとキッチンに収まりやすい設計を実現しています。
設置の際は、ハンドルなどを含めた最大奥行は481mm、ドアを開けた時の奥行は720mmになるので、設置スペースの確認が必要です。
料理の質が向上「スチーム機能」

パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aの大きな魅力の一つがスチーム機能です。この機能により、料理の質が劇的に向上しました。
スチーム機能は「温度スピードスチーム機構」を搭載し、100℃の通常スチームだけでなく、95~60℃の低温スチームも利用可能。
また、手動のオーブン、グリルの時に追加でスチームを入れる「スチームプラス機能」も備えており、様々な調理法に対応します。タンク容量は650mlで、頻繁に水を補給する必要がなく便利です。
パンが絶品に復活

特に感動したのがパンの温め直しです。前日に買ったパンも、スチーム機能を使えばまるで焼きたてのような食感が復活します。フランスパンやバゲットも外はカリッと、中はもっちりと仕上がります。
肉料理がジューシーに

スチーム機能を使った肉料理は驚くほどジューシーに仕上がります。特に鶏むね肉のような乾燥しやすい食材でも、しっとりとした食感を保てるのは大きなメリットです。
「蒸し鶏のサラダ」は柔らかさとジューシーさを両立した絶品に仕上がります。また「ローストビーフ」も家庭で簡単に作れるようになりました。
スチームとオーブン機能を組み合わせることで、外側はこんがり、内側はミディアムレアの理想的な状態に。
蒸し野菜は栄養素を逃さない

「蒸し野菜」も栄養素を逃さず、彩り鮮やかに仕上がります。ブロッコリーやにんじん、かぼちゃなどを蒸し器なしで簡単に調理できるのは、栄養バランスを考える上で重宝しています。
特に子育て中は野菜の摂取量が気になりますが、甘みの強い蒸し野菜は子どもにも好評です。
食材の裏面までしっかり火が通る「ヒートグリル皿」


パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aは電子レンジ機能、オーブン機能、グリル機能、そしてスチーム機能を1台に集約しています。
特にグリル機能に使われる「ヒートグリル皿」が秀逸で、これが他社との大きな差別化ポイントになっています。
ヒートグリル皿は大火力平面ヒーター(1330W)で高温加熱され、食材の表面をすばやく焼き上げます。両面グリル機能により食材の裏面まで均一に火が通り、焼きムラが少ないのが特徴です。
肉や魚を裏返す手間がなくなるため、調理中に他の作業ができるようになります。 さらに角皿を使えば最大2段まで一度に調理できるので、家族分の食事を一気に準備できる点も魅力です。
パナソニックビストロオーブンレンジがおすすめな人の特徴
- 共働きで平日の食事準備に時間をかけられない
- 複数の料理を同時に作る必要がある子育て家庭
- 健康的な食事にこだわりたい
共働きで平日の食事準備に時間をかけられない

出勤前・保育園の送迎前の忙しい朝や、帰宅後の限られた時間で食事を準備しなければならない共働き家庭には、後述の時短調理機能が大きな助けになります。
特に「凍ったままグリル」や「ワンボウルメニュー」は疲れた平日の夜の強い味方です。
複数の料理を同時に作る必要がある子育て家庭

2段調理ができることによって1度に複数の料理を作ることができるため、時間効率が大幅に向上します。
健康的な食事にこだわりたい家庭

スチーム調理で栄養素を逃さず、油を使わないヘルシーな調理が可能なので、健康志向の強い家庭にもおすすめです。特に野菜をたっぷり取り入れたメニューや、低脂肪の肉料理を美味しく調理できるのはうれしいポイント。
パナソニックビストロオーブンレンジの時短調理機能4選
- 冷凍食材をそのまま調理「凍ったままグリル」
- 材料を入れるだけ「ワンボウルメニュー」
- 材料を並べるだけ「かんたんグリルメニュー」
- 同時調理で時短「2段調理」
時短調理機能① 冷凍食材をそのまま調理「凍ったままグリル」

冷凍した肉や魚を解凍せずにそのまま調理できる機能です。帰宅後すぐに調理を始められるので、時間のない平日の晩ごはん準備が格段にラクになります。
我が家の場合、週末にまとめて下味をつけた肉を小分けにして冷凍しておき、平日はその日の分だけ出して「凍ったままグリル」で調理しています。
解凍時間がカットできるだけでなく、肉汁も閉じ込められて美味しく仕上がります。この機能のおかげで「夕食の支度に間に合わない…」というパニックから解放されました。


時短調理機能②材料を入れるだけ「ワンボウルメニュー」

耐熱ボウル一つに材料を入れるだけで、煮物やパスタなどが簡単に作れる機能です。調理中の様子見も不要で、洗い物も最小限で済みます。
特に時短効果を実感したのは「肉じゃが」です。下ごしらえ5分、調理25分で完成します。
通常なら途中で何度も確認して煮詰めていく必要がありますが、ワンボウルメニューなら設定したらそのまま放置でOKなので、その間に他の料理や家事ができます。
直径約25cmの耐熱ガラス製ボウルに下から肉、にんじん、じゃがいもの順番で入れ、一番上にたまねぎを入れる。調味料(めんつゆ)を加える。
ラップをふんわりゆったりかけ、庫内中央に置く。
【自動】→【決定】→【9】→【スタート】
・目安時間:約14分
手動の場合:「レンジ」600Wで、約13~15分。
加熱後、軽く全体を混ぜ合わせる。でき上がりに茹でたきぬさやをのせる
時短調理機能③材料を並べるだけ「かんたんグリルメニュー」

食材を並べて調味液をかけるだけで、本格的なグリル料理が完成します。火加減や焼き時間の調整は必要なく、失敗がほとんどありません。
我が家で人気なのは「鮭のちゃんちゃん焼き」です。野菜と鮭を並べて味噌ベースの調味液をかけるだけ。夕食準備の時間がない日でも栄養バランスの良い一品が短時間で完成します。
「豚バラとキャベツの重ね蒸し」も便利です。豚バラ肉とキャベツを交互に重ねて、ポン酢をかけるだけ。調理時間は15分で、まるで蒸籠で蒸したような仕上がりになります。
これらのメニューはすべて付属の「レシピブック」に掲載されているので、最初は本を見ながら作り、慣れてきたら自分流にアレンジしていくのがおすすめです。
時短調理機能④同時調理で時短「2段調理」

上下2段で異なる料理を同時に調理できます。家族全員の食事を一度に準備できるので、バタバタする夕食時の強い味方です。
我が家ではメインディッシュとグラタンを同時に焼いたりしています。調理時間の大幅短縮だけでなく、他のことに集中できる時間も増えました。
特に助かるのが週末の「まとめ調理」です。日曜日に週の半分の作り置きおかずを一気に調理しています。以前なら丸一日かかっていた作業が、大幅に効率化されました。
パナソニックビストロオーブンレンジを実際に使って感じたメリット4選
- 調理時間の大幅短縮
- 料理の質が向上
- 料理のレパートリーが増加
- 家族との時間が増加
メリット①調理時間の大幅短縮

従来のオーブンレンジと比べて予熱時間が大幅に短く、調理開始から完了までの時間が短縮されました。特にヒートグリル皿の高火力は、肉や魚を裏返す必要が無いほど均一に火が通り調理時間を半分以下にします。
メリット②料理の質が向上

スチーム機能により、食材の水分を保ちながら加熱できるので、パサつきにくく、ジューシーに仕上がります。特にパンの温め直しは驚くほど違います。冷えたパンがまるで焼きたてのような食感で復活します。また「ハンバーグ」も表面はこんがり、中はジューシーに焼き上がります。
メリット③料理のレパートリーが増加
付属のレシピ集に掲載された202種類ものレシピを参考に、今まで手間がかかると敬遠していた料理にも気軽に挑戦できるようになりました。子どもたちの「これ食べたい!」にも応えやすくなり、家族の満足度がアップします。
メリット④家族との時間が増加

調理中にキッチンを離れることができるため、その時間を家族との会話や子どもの面倒を見る時間に充てられるようになりました。
設定さえすれば自動で調理が完了するので、キッチンに張り付いている必要がありません。
特に感じたのが週末の変化です。以前は土曜日の午前中のほとんどを料理に費やしていましたが、今では調理の合間に子どもと遊んだり、家族で会話する時間が生まれました。
パナソニックビストロオーブンレンジを実際に使って感じたデメリット4選
- 価格が高い
- 設置スペースの確保が必要
- 多機能につき操作が複雑
- 消費電力がやや高め
デメリット①価格が高い

最大のネックは価格です。実売価格で8万円前後するため、気軽に購入できる家電ではありません。機能を考えれば妥当な価格ですが、初期投資としては大きいのは事実です。
毎日使う家電だからこそ、長期的な視点で考えることをおすすめします。
デメリット②設置スペースの確保が必要

コンパクト設計とはいえ、一般的な電子レンジより一回り大きいので、置き場所の確保が必要です。
特に注意すべきなのは、ハンドル込みの奥行が481mm、ドアを開けた時の奥行が720mmになることです。カウンターキッチンなど設置スペースに余裕がない場合は事前の測定が不可欠です。
デメリット③多機能につき操作が複雑

多機能ゆえに、最初は操作方法の習得に時間がかかります。特に自動メニューの選択方法や温度設定など、慣れるまでは取扱説明書を見ながらの操作になるでしょう。
基本的な操作に慣れれば問題ありませんが、最初のハードルはやや高いと感じました。
デメリット④消費電力がやや高め
消費電力はレンジ機能使用時で1400W、オーブン機能使用時も1400Wとやや高めです。短時間での調理は可能ですが、長時間使用する場合は電気代が気になることも。
パナソニック ビストロ オーブンレンジ レビューまとめ

パナソニックのスチームオーブンレンジ「NE-BS8A」のメリット・デメリットを改めてまとめると以下の通り。
- 庫内容量30Lの大型スチームオーブンレンジ
- 料理の質が向上「スチーム機能」
- 食材の裏面までしっかり火が通る「ヒートグリル皿」
- 冷凍食材をそのまま調理「凍ったままグリル」
- 材料を入れるだけ「ワンボウルメニュー」
- 材料を並べるだけ「簡単グリルメニュー」
- 同時調理で時短「2段調理」
パナソニックビストロオーブンレンジNE-BS8Aは、忙しい共働き・子育て家庭の強い味方です。多機能性と使いやすさで日々の調理時間を大幅に短縮し、家事の負担を確実に軽減してくれます。
初期投資は決して小さくありませんが、毎日使う家電だからこそ、長い目で見れば十分な価値があると感じています。1年以上使用した今でも、購入して良かったと心から感じる家電製品の一つです。
私たち家族のように、日々の食事準備に悩む時間から解放され、家族との時間を大切にしたい方には、自信を持っておすすめできる一台です。
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