我が家では、超軽量&吸引力パワフルなアイリスオーヤマのハンディクリーナーHCD-21-W愛用しています。
メリット | デメリット |
---|---|
14,000Paのパワフル吸引力 500mlペットボトルより軽量 置くだけ充電可能 ダストカップ丸洗いOK 省スペースで部屋すっきり バッテリー容量は必要十分 | 家具の下や奥まった箇所は苦手 ペットがいる家庭にはダストカップの容量は小さめ 車内での充電には不向き 布素材やカーペットは苦手 |
HCD-21-Wの外観

HCD-21-Wは、2023年11月に旧モデル(IC-H50)からリニューアルして性能がアップしました。
- 集塵容量が1.5倍にUP(0.1L⇒0.15L)
- 繰り返し充電回数が2倍にUP(500回⇒1000回)

太さは500mlペットボトルとほぼ同じ。充電スタンドに挿した状態だと、500mlペットボトル約2本分の高さです。

ボタンは電源ボタンのみという超シンプルなつくり。押すと、電源ON(標準モード)⇒ターボモード⇒電源OFFの順に切り替わります。

吸込み口には回転ブラシなどは一切なし。毛が絡みつく心配がありません。
内容物

- HCD-21本体
- 充電アダプター
- 充電スタンド
- すき間ノズル
スペック
サイズ | 本体:幅6×奥行6×高さ42cm 収納時:幅8×奥行14×高さ42cm |
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充電電源 | 入力:AC100-240V,50/60Hz 出力:DC14V,1.0A |
定格電圧 | DC11.1V |
集塵容量 | 0.15L |
充電時間 | 約2.5時間 |
充電温度 | 5~35℃ |
連続使用時間 | 標準:約20分 ターボ:約14分 |
バッテリー | リチウムイオン2次電池 |
バッテリー容量 | 2,200mAh |
重量 | 0.5kg |
HCD-21-Wのメリット
14,000Paのパワフル吸引力

「ハンディクリーナーって、吸引力がイマイチじゃないの…?」
筆者も最初は疑ってたんですが、このHCD-21-Wは違いました。小さい見た目なのに、驚くほどパワフルなんです。
それもそのはずで、吸引力が14,000Paもあるんです。例えるなら、床に置いたバケツの水を、自分の肩くらいの高さ(約1.4m!)までグイッと吸い上げるくらいの力です。
テーブルの上のパンくずや、床の隅にたまったホコリも、しっかり吸ってくれます。
500mlペットボトルより軽い


HCD-21-Wを持ってみて、まず「軽っ!」って声が出ました。なんと重さ約500g。500mlのペットボトル飲料よりも少し軽いんです。
この軽さのおかげで、ちょっと高いところ、例えばエアコンの上とか、本棚の上とか、あとは車の中を掃除するときも全然腕が疲れないんです。
前は「よっこいしょ」っと気合が必要だった場所の掃除も、HCD-21-Wならヒョイっとできちゃいます。
この軽さが、「めんどくさい」を「やってみようかな」に変えてくれる。こまめな掃除の強い味方です。
置くだけで充電可能

充電のたびにコードを抜き差しするの、地味に面倒ですよね。
HCD-21-Wは、そんなプチストレスから解放してくれます。付属の専用スタンドにポンッと置くだけで充電ができるんです。もう、あの抜き差しの手間とはおさらば。

スタンドがあることで定位置が決まるから、
「あれ、掃除機どこ置いたっけ…?」
って探すこともなくなりました。
使いたい時にサッと手に取れて、使い終わったらスタンドに戻すだけ。この「置くだけ」が、想像以上に快適なんですよね。
毎日のことだから、この手軽さは本当に嬉しい。掃除のハードルがぐっと下がります。
ダストカップ水洗いOK

掃除機って、使っているうちにだんだん中の汚れが気になってきませんか?
HCD-21-Wなら心配なし。ダストカップが丸洗いできちゃうんです。バッテリーが入ってる本体から、カポッと簡単に外せるようになっています。ダストカップのお手入れ手順はこちらから。
汚れたな~と思ったら、外してそのままジャブジャブ水洗いOK。 取り外しもワンタッチでゴミ捨ても簡単。
細かい部分まですっきり洗えるから、いつでも清潔な状態で使えるのが気持ちいい。衛生面もバッチリです。
省スペースで部屋すっきり

HCD-21-Wを使い始めて、部屋が前よりスッキリしたのを実感してます。理由は単純で、普通の掃除機を手放せたからです。

しかも、細かいところを掃除するための「すき間ノズル」が、充電スタンドにまとめてカチッと収納できる賢い設計。付属品が迷子になる心配がありません。

バッテリー容量は必要十分

買う前までは、
「連続使用時間、標準モードで約20分(ターボだと14分)って、ちょっと短くない?」
と心配してました。 スペックはこちらから。
でも、実際に使い始めたら全然問題なし。

というのも、我が家ではメインの広い床掃除は、完全にロボット掃除機にお任せ。

HCD-21-Wの出番は、お掃除ロボットが苦手な部屋の隅っことか、家具の上とか、「あ、ここ汚れてる!」って気づいた時のスポット掃除が大半。
10分以上続けて使うことって、実はめったにないんですよね。ロボット掃除機との組み合わせで使うなら、充電切れの心配はほぼゼロと言っていいと思います。
HCD-21-Wのデメリット
家具の下や奥まった場所は苦手

サッと使えて便利なHCD-21-Wですが、家具の下や、奥まった場所は苦手。ハンディタイプなので、吸い込み口が手元に近いんですよね。
ソファの下や、棚の奥の方を掃除しようとすると、結構ぐーっと腕を伸ばさないといけなくて、体勢的にちょっとキツイ…。
その分、「手軽さがピカイチ」と、ある程度の割り切りは必要かもしれません。
ペットがいる家庭にはダストカップの容量は小さめ

我が家ならではの悩みかもしれませんが、ダストカップがすぐ満タンになっちゃうんですよね。
というのも、我が家には柴犬がいるんですが、春と秋の換毛期になると、抜け毛の量が半端ない。
そんな時期に、抜け毛を見つけては吸いまくっていると、あっという間に0.15Lのダストカップがいっぱいに。
「もう少し容量があったらな~」
って思うことも、正直あります。
ただ、これはペットの毛が大量に出る特殊なケースかもしれません。普通の家庭なら、そんなに頻繁にゴミ捨てが必要になることはないと思います。
車内での充電には不向き

「車載用の掃除機として、車内に常備したい…」
と考えている方にはおすすめできません。HCD-21-Wの充電には、専用スタンドが必要なんですが、車内に専用スタンドを安定して置ける場所が無いんですよね。
もちろん、家で満充電にしてから車に持ち込んで使うのは全然OK。 ただし、「車に置きっぱなしにして、いつでも充電できるようにしておきたい」という使い方には、残念ながら向いていません。
車メインで使いたいなら、シガーソケットとかUSBで充電できるタイプを選びましょう。
布素材の家具やカーペットには向かない

HCD-21-Wは吸引力はパワフルなんですが、ヘッド部分に回転ブラシが付いていないシンプルな構造なので、繊維に深く絡みついたペットの毛や糸くずを「かき出す」力はないんですよね。
実際に我が家のベッドで使ってみたところ、表面に乗っかってるホコリ程度は吸えるんですが、繊維の奥に入り込んだ髪の毛とかは残ってしまう。
「絡みついたゴミもしっかり取りたい…!」
という方は、ゴシゴシかき出してくれるモーターヘッド付きの掃除機がおすすめです。
他社製品との比較
人気メーカーのANKERとSHARKのハンディークリーナーから価格帯別に3機種を選定して比較してみました。
![]() アイリスオーヤマHCD-21 | ![]() ANKER EUFY HOMEVAC H11 | ![]() ANKER EUFY HOMEVAC H20 | ![]() SHARK EVOPOWER W30 | |
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価格 | 8,980円 | 5,990円 | 12,990円 | 19,800円 |
吸引力 | 14000Pa | 5500Pa | 14000Pa | 不明 |
連続運転時間 | 14分(ターボモード) | 20分(標準モード)約13分 | 9分(最大モード) | 30分(省電力モード)約24分 |
充電方式 | 置くだけ充電(充電スタンド) | MicroUSB | USB-C | 置くだけ充電(充電ドック) |
本体質量 | 500g | 560g | 650g | 620g |
本体寸法 | 41.5×6.0×6.0cm | 不明 | 36.5×7.2×6.6cm | 41.9×5.3×6.1cm |
付属品 | 充電アダプター 充電スタンド すき間ノズル | MicroUSBケーブル コンビネーションノズル 説明書 | カーチャージャー ブラシヘッド 延長ホース 車載用収納バッグ USB-C&USB-Cケーブル 取扱説明書 | リチウムイオンバッテリー×2 充電ドック マルチノズル すき間ノズル ふとん用ノズル |
保証期間 | 1年+2年(条件有) | 18か月+6か月(条件有) | 18か月+6か月(条件有) | 2年+1年(条件有) |
- 自宅用で性能が高く、軽くて価格も手ごろなモデルが欲しい⇒アイリスオーヤマHCD-21
- とにかくコスパが良い(安い)モデルが欲しい⇒ANKER EUFY HOMEVAC H11
- 車載用に最適化されたモデルが欲しい⇒ANKER EUFY HOMEVAC H20
- 高品質・保証が手厚いモデルが欲しい⇒SHARK EVOPOWER W25
騒音レベルをテストしてみた


ハンディクリーナーから約40cmほど離れた位置から騒音計測アプリを用いて測定しました。
結果は、ターボモード時に最大で65dBの音量でした。これは会話音やデパート内の騒音と同等のレベルです。
決して静音とは言い難いですが普通の掃除機に比べればうるさくない印象。
真夜中でなければ夜間に使用していても近所迷惑にはなりません。
ダストカップのお手入れ手順

ダストカップ取り外しボタンを押して、ダストカップを取り外します



ダストカップケース・フィルターカバーは軽くはたいてごみを落とした後、水洗いします。排気フィルターはごみをたたき落とします。水洗いした後、よく水を切り、風通しの良い場所に置いて十分に乾かします。
フィルターカバーをダストカップケースの形に合わせてはめます。
ダストカップ背面の穴をハンドルのつめにひっかけます。
アイリスオーヤマハンディクリーナーHCD-21-Wのレビューまとめ

改めて、アイリスオーヤマハンディクリーナーHCD-21-Wのメリット・デメリットをまとめると以下の通り。
メリット | デメリット |
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14,000Paのパワフル吸引力 ペットボトルより軽量で疲れない 置くだけ充電可能 ダストカップ丸洗いOK 省スペースで部屋すっきり バッテリー容量は必要十分 | 家具の下や奥まった箇所は苦手 ペットがいる家庭にはダストカップの容量は小さめ 車内での充電には不向き 布素材やカーペットは苦手 |
HCD-21-Wは、ロボット掃除機が届かない範囲をサッと仕上げる軽量ハンディクリーナーです。500 mlペットボトルより軽く、スタンドに置くだけ充電可能。
最大14,000 Paの吸引力で、パンくずもペットの抜け毛も一掃、ダストカップは丸洗いOK。
家具やソファの下には手が届かない、ペットの抜け毛には容量不足など気になる点はあるものの、機動力と収納性がその弱点を補って余りあります。
ロボット掃除機と二刀流にすれば、掃除ストレスも置き場もぐっと減り、真価を発揮すること間違いなしです。

FAQ
- 14,000Paってどのくらいの吸引力?
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一般的なコードレス掃除機の“強モード”と同等かそれ以上。イメージとしては、床に置いたバケツの水を約1.4 mの高さまで一気に吸い上げられるほどの負圧です。テーブル上のパンくずやフローリングの溝のホコリも、ひと拭き感覚で取り切れます。
- 満充電でどれくらい連続運転できますか?
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標準モードで約20分、ターボモードで約14分が目安です。キッチン、リビング、車内など“ちょこっと掃除”を1日1〜2回するなら、1回の充電で十分足ります。
- 紙パック不要とのことですが、お手入れは面倒じゃない?
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ダストカップとフィルターはワンタッチで取り外し可能。水洗いでOKです。
- 騒音はどれくらい?マンションでも使えますか?
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約65 dB(普通の会話と同程度)です。集合住宅でも気になりにくいレベルです。
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