タイヤに空気を入れるため、ガソリンスタンドやカーショップへ行くのは面倒ですよね。かといって、コンプレッサーを自宅に置くのも気が引ける…。
「もっと手軽に使えて、あわよくば色々な用途に使える便利な空気入れはないものか…」
そんな風に探していた時に出会ったのが、エーモン電動エアポンプ4872でした。

車のタイヤからバイク・自転車・ボールまで、あらゆるものに電動で空気を入れられるスグレモノ…!
本記事では、実際に使ってみて感じたことや、メリット・デメリットまでガチレビューします。さらに、気になる充填時間や、動作音の大きさ、空気圧の精度について検証しました。
最後まで読めば、あなたの空気入れに対する悩みがきっと解決するはず!
メリット | デメリット |
---|---|
ボタン一つで空気の充填が完了 軽量コンパクトで持ち運びラク&収納に困らない 豊富なアタッチメントで車・バイク・自転車・ボールにも対応 充電規格がType-C 空気圧誤差はほぼなし | ロードバイク(クロスバイク)には非対応 動作音が大きい 充填に時間がかかる 連続使用時間は5分まで |
エーモン電動エアポンプ4872の外観
今回購入したエーモン電動エアポンプ4872。
Amazon限定商品で、2025年7月に旧モデル(4822)からリニューアルしました。旧モデルとの違いはこちらから。





㈱エーモンは創業60年以上!
自動車用の電装パーツやDIY用品を手がけるの兵庫県の企業です。
パッケージを開封すると付属品がズラリ。


- 本体
- エアホース(米式)
- 充電ケーブル(Type-A to Type-C)
- 収納袋
- 変換アダプター【自転車用(英式・仏式)/ビニールボール用×2/ボール用/L字アダプター】
付属品が多いため、ひとまとめにできる収納袋が付属しているのはありがたい。


ディスプレイに空気圧がデジタル表示されるので、ひと目でわかります。



よくあるアナログゲージだと、目盛りが細かくて分かりにくいんですよね…。
デジタル表示はわかりやすくて助かる♪


上部にはLEDライトを搭載。夜間にタイヤのバルブを探すのに便利です。
エーモン電動エアポンプ4872のメリット
ボタン一つで空気の充填が完了


一番のメリットはなんといっても圧倒的な手軽さ。
セットしてボタンを押せば、ほったらかしで空気の充填が完了します。使い方はこちらから。
タイヤの空気を入れたり抜いたりする際、アナログゲージを見ながら調整する手間がありません。また、自転車の空気入れのように汗だくで必死にポンピングする必要もなし。
誰でも簡単に空気を入れられるのが魅力…!
軽量コンパクトで持ち運びラク&収納に困らない




本体サイズは幅7.5×奥行4.9×高さ12.1cmで、350ml缶とほぼ同じというコンパクトさ。あまりの小ささに、
「ホントに車のタイヤに空気を入れられるの?」
と心配になるレベルです。


重さも388gで350ml缶とほぼ同じ。
これだけ軽量コンパクトなら、遠征時にバッグに入れて持ち運んでも苦になりません。
また、車載しておいても場所を取らず、ツールボックスの中にもすっきりと収まります。
豊富なアタッチメントで車・バイク・自転車・ボールにも対応
-1024x538.jpg)
-1024x538.jpg)
アタッチメントが複数付属しているので、車のタイヤはもちろん、バイクや自転車、ビニールボールなど、幅広い用途に対応できます。
これ1台あれば、用途ごとに複数の空気入れを持つ必要がなくなるため、荷物が減らせて便利です。



家族みんなで活用できるのも嬉しい♪
充電規格がType-C


エーモン電動エアポンプ4872はバッテリー式でコードレス。付属のType-Cケーブルで充電が可能です。
最近のスマホはType-C規格が多いので充電ケーブルが使いまわせるのはうれしいポイント。車内でも遠征先でもスマホのケーブルで簡単に給電できます。
例えば、アウトドアや海・プールに向かう車内で充電して、到着したらすぐに使うことができます。
空気圧誤差はほぼなし
エーモン電動エアポンプ4872は、設定した空気圧に達すると自動で停止します。
これにより、ほったらかしでも空気を入れすぎる心配がありません。初心者でも簡単に空気を入れることができます。



過剰に動かさずに済むので、モーターやバッテリーにもやさしい…。
ただ気になるのは、ディスプレイに表示される空気圧の正確性ですよね。ちゃんと表示通りの空気圧で入れられるのか…。
そこで、我が家のミニバン(セレナC26)で空気圧誤差を実際に検証してみました。
- タイヤサイズは195/65R15
- 検証前の空気圧は220kPa
- 設定空気圧は250kPa
- 充填完了後、別途エアゲージで空気圧を確認




実際に空気を充填したのちに計測した結果、ちゃんと250kPa入っていることを確認。誤差はほぼありませんでした。
220kPa⇒250kPa充填したときの様子
検証に使ったエアゲージ
エーモン電動エアポンプ4872のデメリット
ロードバイク(クロスバイク)には非対応


エーモン電動エアポンプ4872は、空気圧の調節範囲が20~500kPa。対して、ロードバイク(クロスバイク)の空気圧は一般的に500kPa以上のため使用できません。
空気圧(kPa)目安 | |
---|---|
ロードバイク | 550~830 |
クロスバイク | 340~590 |
大型バイク(400㏄以上) | 250~300 |
ミニバン | 220~250 |
ママチャリ | 275~345 |
ロードバイク(クロスバイク)での使用を想定している方は、サイズと価格は若干上がりますが、約1000kPa(150psi)まで対応可能なPANP RIDEがおすすめ。
電動空気入れ専門メーカー『PANP』の大人気モデル


動作音が大きい(約65dB)


動作音を騒音計アプリで計測した結果、約65dBでした。ChatGPT曰く、エアコンの室外機の近くと同じレベルの音量とのこと。
具体例 | 聞いた時の感覚 | |
---|---|---|
70dB | 掃除機、混雑した街中 | 長時間は少し疲れる |
65dB | 会話よりやや大きな声、近くのエアコン室外機 | はっきり聞こえるがうるさくはない |
60dB | 普通の会話、通常のテレビ音 | 少し存在感のある音 |
屋外や日中の室内なら問題ありませんが、夜間に集合住宅で使用する際は、ご近所に気を使うかもしれません。
実際の音量がわかる動画はこちらから。
空気の充填にやや時間がかかる
我が家のミニバン(セレナC26)で検証した結果、タイヤ1本あたり約56秒かかりました。検証条件はこちらから。
公称値(約95秒)よりかなり速い結果でしたが、コンプレッサーやエアタンクで入れるよりは時間がかかります。


ただ、ガソリンスタンドやカーショップに行くまでの時間や、空気を入れている間にほかのことができる効率性を考えれば、むしろ時短になります。
連続使用時間は5分まで


5分以上連続で使用する場合は、20分間の冷却時間が必要です。
日常で5分以上連続使用する場面は少ないと思いますが、
- 2台以上の車のタイヤに連続で空気を入れるとき
- 大きなビニールプールやエアマットに空気を入れるとき
などは注意が必要です。
旧モデル(4822)との違い
![]() ![]() (新)4872 | ![]() ![]() (旧)4822 | |
---|---|---|
対応バルブ | 自転車用仏式バルブ対応 | 自転車用仏式バルブ非対応 |
出力 | USB-A(最大2A)の出力ポート | 出力機能なし |
バッテリー容量 | 2000mAh | 1500mAh |
充電時間 | 約3時間 | 約4時間 |
エアホース長さ | 約25cm | 約20cm |
本体サイズ | 幅7.5×奥行4.9×高さ12.1[cm] | 幅8.0×奥行5.6×高さ16.0[cm] |
使用可能温度範囲 | 0~40℃ | -10~40℃ |
5分以上連続使用時の冷却時間 | 20分 | 5分 |
旧モデル(4822)からリニューアルしたことで性能が大幅にアップしています。
個人的にうれしかった改善点は、以下のとおり。
- バッテリー容量が約33%アップ
- 充電スピードが約33%アップ
- 本体サイズが約38%コンパクト
ただし、0℃以下での使用ができなくなった点や、5分以上の連続使用時の冷却時間が延びた点にはご注意を。
エーモン電動エアポンプ4872の使い方










※電源を切り忘れても1~2分後には自動で電源が切れます。


エーモン電動エアポンプレビュー4872 まとめ


改めてエーモン電動エアポンプ4872のメリット・デメリットをまとめると以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
ボタン一つで空気の充填が完了 軽量コンパクトで持ち運びラク&収納に困らない 豊富なアタッチメントで車・バイク・自転車・ボールにも対応 充電規格がType-C 空気圧誤差はほぼなし | ロードバイク(クロスバイク)には非対応 動作音が大きい 充填に時間がかかる 連続使用時間は5分まで |
ボタン一つで空気入れが完了する手軽さを一度味わってしまうと、手動ポンプにはもう戻れません。
さらに、旧モデル(4822)からリニューアルしたことで、本体サイズがさらにコンパクトになりました。
動作音はやや大きいものの、時間効率の良さや空気圧の精度の高さは十分実用レベル。
これまで電動エアポンプが気になっていたものの、購入に踏み切れていなかった方はぜひお試しを!


コメント