- 手動式の鼻吸い器だと両手が塞がってうまく吸えない…
- 電動鼻吸い器が気になっているけど、価格が高くて購入をためらっている…
- 定番の『メルシーポット』と『シュポット』はどっちがおすすめなの?
こんな悩みを抱える子育て世帯に向けて、2歳と0歳の育児に奮闘する筆者が、電動鼻吸い器『シュポット』を2年以上使い倒してきた経験を元に徹底解説します。
電動鼻吸い器の購入を検討している方・モデル選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
- メルシーポットよりシュポットの方がおすすめな理由
- 電動鼻吸い器『シュポット』が果たして価格以上の価値があるのか
- 実際に使って分かったメリット・デメリット

- 手入れがラク
- 耳鼻科レベルの吸引力
- メルシーポットのロングノズル(ボンジュール)が流用できる
- 静音設計
- コンパクト&簡単収納
- 価格が高い&安い中古品は買えない
- 汚れが目立ちやすい
- 携帯性は△


電動鼻吸い器は価格以上にQOLを上げてくれる神アイテム

電動鼻吸い器(シュポット)を導入してから世界が変わりました。とにかく鼻水の吸引効率が手動式とは桁違い。鼻水を一瞬で大量に吸引できます。
短時間で吸引を終えられると、親の負担軽減だけではなく、子供の精神的・肉体的ストレスの軽減にもつながります。鼻水をしっかり吸いきって鼻がすっきりすると、夜の眠りの深さも段違いです。
我が家は当初、手動式の知母時(ちぼじ)を使っていました。手軽に使えてとても良い商品なのですが、欠点が一つ。ポンプとノズルで両手が塞がってしまうんですよね。子供が大人しくしてくれればよいのですが、小さい子は大抵嫌がります。

こどものためと思い心を鬼にしながら、筆者(抑え係)と妻(吸引係)とでいつも二人掛かり。もっと良い方法はないものかと調べはじめ、電動鼻吸い器の定番『メルシーポット』と『シュポット』の存在を知りました。
『メルシーポットvsシュポット』スペック比較
![]() シュポット | ![]() メルシーポット | |
---|---|---|
発売開始 | 2023年 | 2011年 |
操作性 | ||
メンテナンス性 | チューブは汚れない | 洗う部品は「ノズル+鼻水キャッチャー」のみチューブを洗うのが大変 |
最大吸引圧 | -80kPa±15% | -83kPa±10% |
対象年齢 | 新生児(0か月)から | 新生児(0か月)から |
吸引方式 | 電動式 | 電動式 |
サイズ・重量 | サイズ:幅166×奥行152×高さ134㎜ 重量:約0.9kg | サイズ:幅224×奥行90×高さ143㎜ 重量:約0.8kg |
価格 | 約17,000円 | 約12,000円 |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
それぞれのスペックを比較検討し、手入れがラクそうなシュポットを購入しました。シュポットが発売される10年以上前から売られている定番のメルシーポットも迷いましたが、使うたびにチューブを洗う必要があるため断念。
こどもの鼻水を吸引する意味

- 鼻が詰まっていると寝苦しく、眠りが浅くなるため
- ウイルス性や細菌性の鼻炎を早く治すため
- 鼻の奥にある耳管を鼻水が塞ぎ、中耳炎になりやすくなるため
- ウイルスや細菌交じりの鼻水がのどに流れ込んで、のどのイガイガ、声のカスレ、咳の原因になるため
シュポットの特徴

詳細
型式 | TP-200 |
最大吸引圧 | -80kPa±15% |
ポンプ排気量 | 16L/min±15% |
電源 | 入力:AC100~240V 50-60Hz 0.8A 出力:DC12V 2A |
最大作動(入)時間 | 15分 |
最小休止(切)時間 | 5分 |
消費電力 | 19W |
使用環境温度 | +5℃~+35℃ 60%RH以下 |
外形寸法 | 本体:幅166×奥行152×高さ134㎜ 鼻水キャッチャー:幅103×奥行53×高さ28mm シリコンチューブ:内径φ4×外形φ7×長さ1.1m |
重量 | 約0.9kg(付属品込みで約1.3kg) |
保証期間 | 1年間 |
フィット鼻ノズル(Sサイズ) シリコンチューブ | シリコンゴム、耐熱温度120℃、煮沸・レンジ・薬液対応 |
鼻水キャッチャー (本体・ふた・セパレーター) | ポリカーボネートなど、耐熱温度120℃、煮沸・レンジ・薬液対応 |
電動部(本体) | ABSなど、煮沸・レンジ・薬液非対応 |
電動部 (鼻水流れ込み防止ケース本体・ふた) | ポリカーボネートなど、耐熱温度120℃、煮沸・レンジ・薬液対応 |
使い方(写真付きで解説)






シュポットのメリット
お手入れラクラク構造

シュポットの最大の魅力はなんといっても手入れのラクさ。普段洗う部品は鼻ノズルと鼻水キャッチャーのみ。チューブから先は基本的に汚れません。水筒のストロー然り、チューブの中を洗うのってめちゃくちゃ大変なのでとても助かる。消毒除菌方法は鼻ノズル・鼻水キャッチャーともに煮沸・レンジ・薬液に対応。我が家では哺乳瓶と同じ方法で定期的に除菌しています。
耳鼻科レベルのパワフル吸引力

耳鼻科の機械に近いパワフル仕様(最大吸引圧は-80kPa±15%)。逆に強すぎるのではないかと心配な方はご安心を。無段階式のダイヤルで吸引力を調節できます。0か月の新生児にも使用可能です。
メルシーポットのロングノズル(ボンジュール)が流用できる

実は、他社製であるメルシーポットのロングノズル(ボンジュール)がシンデレラフィットするんです。付属の柔らかフィット鼻ノズルでも十分実用的なのですが、ボンジュールを装着することで鼻の奥のほうまで徹底的に吸い出すことができます。シリコン製の柔らかい先端で子供の鼻を傷つける心配はありません。(それでも子供は嫌がりますが)
静音設計
公称値で52dBと静音設計のため、赤ちゃんが怖がりにくいです。52dBがどのくらいの騒音なのかChatGPTに聞いてみたところ、「静かなオフィスや住宅街の昼間」との回答でした。実際、我が家の子供達も音に怖がる様子はありませんでした。
どちらかといえば、鼻に異物を入れられる感覚に最初は怖がっていましたが、これに関しては手動式・電動式に関わらずでしたね。
コンパクト&簡単収納

電動据置型といえどコンパクトな作りとなっており、収納時も場所を取りません。我が家では育児ワゴンに乗せてリビングでも寝室でも使っています。
シュポットのデメリット
価格は高い(約17,000円)&メルカリで安い中古品を買えない

価格は約17,000円と決して安くはありません。その上、メルカリで安い中古品を手に入れることができず(医療機器扱いのため)、新品で購入せざるを得ません。
使い終わった後でメルカリに出品して投資分を回収することもできないため注意が必要です。
白い本体は汚れが目立ちやすい

白い本体はほこりや汚れが目立ちやすいです。汚れやすさが気になる方はあかちゃん本舗限定カラーがおすすめ。おしゃれなベージュ色はインテリアにも馴染みやすく置き場所を選びません。

コード式だから携帯性は△

コンセントを挿せる場所でしか使用できないため外出先での使用にはおすすめできません。どうしても外出先で吸引が必要な場合は、電源を必要としない手動式の方が携帯性が良いのでおすすめです。
『ピジョン 電動鼻吸い器 シュポット』まとめ

本記事では、電動鼻吸い器『シュポット』の魅力や使用感、定番のメルシーポットとの違いについて解説しました。
改めて『シュポット』のメリット・デメリットをまとめると下記の通り。
シュポットのメリット | シュポットのデメリット |
---|---|
手入れがラク 耳鼻科レベルの吸引力 メルシーポットのロングノズル(ボンジュール)が流用できる 静音設計 コンパクト&簡単収納 | 価格が高い&安い中古品は買えない 汚れが目立ちやすい 携帯性は△ |
特筆すべきは手入れの圧倒的ラクさ。安いからといってメンテナンス性が悪かったり性能が低いと、結局使わなくなってしまうことが多いんですよね。多少価格が高かかったとしても、高性能かつストレスフリーな方が長い目で見て満足度が高いこと間違いなし。ただし、それぞれのモデルには価格以外にもメリット・デメリットがあるので、総合的に見て自分にとってのベストモデルを選んでくださいね。

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