災害時の備えだけでなくアウトドアでも大活躍のポータブル電源。数多くのメーカーが様々なモデルを展開しています。
同じメーカーでも容量によってラインナップが多岐にわたるため、初めてのポータブル電源選びは本当に大変…。
「どのメーカーを選べばいいの…?」
「自分にとって最適な容量はどのくらい…?」
「災害時の備えに購入したいけど、たまにしか使わないならもったいないな…」
こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。かくいう筆者もその一人でした。
そんな中、ポータブル電源の代名詞「Jackery」から”中容量タイプ”のJackeryポータブル電源500Newが新登場しました。

「これなら容量もちょうど良さそう。災害時の備え以外にも使えそうだし一石二鳥なのでは…!?」と考え、購入を決意。
結果、普段使いでも大活躍の、ライトユーザーに”ちょうど良い”ポータブル電源でした。
この記事では、Jackeryポータブル電源500Newの特徴や実際に使用してみて感じたメリット・デメリットを解説します。
はじめてのポータブル電源選びの参考になれば幸いです。
- ポータブル電源初心者で、普段使いや災害時の備えをしたい人
- 日帰りキャンプや車中泊など、ライトなアウトドアを楽しみたい人
- 自宅でのDIYなどで、手軽に持ち運びたい人

- 今までにない薄型フラットデザイン
- 中容量(500Wh)クラスでは最軽量
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーによる安定性&長寿命
- フル充電まで約1.2時間(70分)の超高速充電
- 5年保証&無償回収リサイクル対応
- 優れた静音性
- 専用アプリには非対応
- ドライヤー・電気ケトル・電子レンジは使えない
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Jackeryポータブル電源500Newの外観
今回購入したJackeryポータブル電源500New。世界シェアNo.1ブランド「Jackery」から2025年7月に発売された中容量(500Wh)タイプのポータブル電源です。

Jackeryは2012年にアメリカ・カリフォルニアで設立され、その高い安全性、耐久性、利便性で世界中のユーザーから信頼を得ています。
同じくポータブル電源シェアを争うEcoFlowやBLUETTIよりも歴史は長く、パイオニア的な存在でもあります。まさに信頼と実績のJackeryブランド。
パッケージを開封すると付属品は意外にシンプル。

- 本体
- AC充電ケーブル
- 取扱説明書
Jackeryポータブル電源500Newの本体は黒を基調としたデザインで、Jackery特有のオレンジは抑えめ。リビングに置いても違和感がない、シックで落ち着いた印象で、個人的にはかなり好みです!

Jackeryポータブル電源500Newに搭載されている出力ポートは以下の通り。

- ACコンセント×2
- USB-A×1
- USB-C×2
- シガーソケット×1
多彩な出力ポートで、USB電源ハブとしても申し分なし。

薄型フラットデザインのため、デスクにおいても圧迫感がありません。さらに天面は完全な平面なので、充電中のデバイスを置くスペースとしても便利。

日常的に使用していれば、いつ停電が発生しても「充電していなかった!」という事態を防ぐことができる…!
電気毛布なら1晩!デバイス別の稼働時間・充電可能回数の目安
ポータブル電源でもっとも気になるのが、バッテリー容量。Jackeryポータブル電源500Newの容量は518Whで、電気毛布なら7時間稼働、スマホなら24回充電可能です。車中泊やライトなキャンプ、急な停電時にも安心な容量♪
そのほかのデバイスの稼働時間・充電回数の目安は以下の通り。
電気毛布 | 7時間 |
---|---|
テレビ | 8時間 |
電動ドリル | 1.1時間 |
車載冷蔵庫 | 冷凍4.5時間/保温18時間 |
Jackeryポータブル電源500Newの特徴
- 今までにない薄型フラットデザイン
- 中容量(500Wh)クラスでは最軽量
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーにより長寿命&高耐久
- 専用アプリには非対応
- ドライヤーや電気ケトルは使えない
今までにない薄型フラットデザイン
ポータブル電源にありがちなボックス形状とは違い、Jackeryポータブル電源500Newは薄型フラットデザイン。


サイズは幅31.1x奥行20.5x高さ15.7cm。なんと、容量半分以下のJackeryポータブル電源240New(高さ16.8cm)よりも低いんです。


高さが無い分、面積を取るのかと思いきや、A4ファイルよりもコンパクトに収まっています。つまり、置き場所に困りません。


我が家では、育児ワゴンに載せて移動式電源として使っています。このフラット形状のおかげで、下段に載せることが可能に。
ソファに座りながらスマホを充電したり、部屋中どこでも扇風機や電動鼻吸い器を使うのにとても重宝しています。





上段に載せると重心が高くなり、不安定なので要注意。
中容量(500Wh)クラスでは最軽量
重量は5.7㎏で小型犬とほぼ同じ。中容量(500Wh)クラスのポータブル電源としては最軽量です。
![]() ![]() Jackeryポータブル電源500New | ![]() ![]() EcoFlow RIVER2Max | ![]() ![]() Anker535ポータブル電源 | |
---|---|---|---|
定格容量 | 512Wh | 512Wh | 512Wh |
重量 | 5.7㎏ | 6.1kg | 7.6kg |
例えば、普段はデスクや棚に置いて使いつつ、週末には屋外で電動工具を使用するのに持ち出すのもラクラク♪
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーによる安定性&長寿命


ポータブル電源には、主に2種類のバッテリーのどちらかが使われています。それぞれの違いは以下の通り。
三元系リチウムイオンバッテリー | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー | |
---|---|---|
低い | 安定性 | 高い |
軽い | 重量 | 重い |
短い | 寿命 | 長い |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、エネルギー密度が三元系リチウムイオンバッテリーより低いため、安定性が高いバッテリーになります。また、繰り返し充電できる回数が多く、長期間に渡って活躍が期待できます。
ただし、重さや大きさは、三元系リチウムイオンバッテリーの方が優れています。
Jackery公式サイト
Jackeryポータブル電源500Newで使われているのは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー。なんと6,000回充放電しても充電残量は70%を維持することができるという、驚異の安定性と長寿命を誇ります。



毎日1回充電した場合、6,000÷365日/年≒16.4。
つまり、16年以上も使える計算…!
一度買えば長く使えて、買い替える必要が無いのは、ポータブル電源初心者にはうれしい♪
フル充電まで約1.2時間(70分)の超高速充電


ACコンセントなら最速70分でフル充電が可能。たとえば、キャンプに出掛ける当日の朝に「充電忘れた…!」となっても、出発に間に合います。
ACコンセント以外にも多様な充電方法に対応しています。各充電時間は以下の通り。
充電方法 | フル充電時間 |
---|---|
ソーラー充電(最大200W) | 3.3時間 |
ソーラー充電(100W) | 6.8時間 |
シガーソケット | 6時間 |
5年保証&無償回収リサイクル対応


Jackeryポータブル電源500Newを公式サイトで購入した場合、5年間の長期保証が自動付帯します。製品の補償登録は必要ありません。
故障時の修理サービスや使い終わった後の無償回収リサイクルも行っているので長期で安心です。



送料は自己負担なのでご注意を。
優れた静音性


充電中の騒音は36dB、動作中の騒音は32dBです。具体的にどれくらいの騒音なのかというと、”ほぼ無音~ささやき声”程度。車中泊や寝室での使用でも全く気になりません。


専用アプリには非対応


Jackeryポータブル電源500Newは専用アプリに対応しておらず、スマートフォンからの遠隔操作や詳細な電力管理はできません。
本体のディスプレイで完結するシンプルさは利点ですが、あらゆるデバイスをスマホで管理したいガジェット志向には物足りないかも…。
ドライヤー・電気ケトル・電子レンジは使えない


Jackeryポータブル電源500Newの定格出力は500W。これに対して、ドライヤー・電気ケトル・電子レンジは600~1200Wが一般的です。
中には500W以下の商品もありますが、出力が低く実用的ではないため、基本的にドライヤー・電気ケトル・電子レンジは使えないと思っておいた方が無難でしょう。
車中泊やアウトドアで気兼ねなく家電を使いたい人は、Jackeryポータブル電源1000Newがおすすめ。
- 超王道のベストセラーモデル
- ほぼすべての家電が使える1500Wの定格出力
- 約10.8㎏と業界トップクラスの軽量コンパクト設計
Jackeryポータブル電源500Newの使い方
デバイスへの出力手順
オフにしたいときは3秒間長押し。主電源ボタンをオンにした後、充電または放電が行われない場合は、2時間後に自動的に電源がオフになります。


オフにする場合はもう一度DCボタンを押します。




オフにする場合はもう一度ACボタンを押します。




充電方法はACケーブル充電・シガーソケット充電・ソーラー充電の3種類
付属のACケーブルを側面に差し込んで充電します。フル充電にかかる時間の目安は70分。


車で移動中に充電したい人も多いと思いますが、シガーソケットからの充電には別売りのケーブルが必要。最初から同梱されていないのでご注意を。シガーソケットでフル充電にかかる時間の目安は6時間。
ソーラーパネルがあれば、屋外の電源がない環境でも充電が可能。ソーラーパネル(100W)でフル充電にかかる時間の目安は6.8時間。




LEDライトや省エネモードも使える
LEDスイッチを短く押すとLEDライトが点灯します。停電時の応急的なライトとして重宝しそう。暗い車内で手元を照らすのにも◎。




再度LEDスイッチを短く押すと、ライトが点滅(SOSモード)します。いずれもスイッチ長押しで消灯します。
Jackeryポータブル電源500Newには、出力の切り忘れによるバッテリーの消耗を防ぐため、省エネモードが搭載されています。


省エネモードがオン&低出力状態が6時間続くと、出力は自動でオフになります。
【ライトユーザー向け】Jackeryポータブル電源のおすすめ比較
筆者がJackeryポータブル電源500Newの購入にあたって、実際に比較検討した3モデルを以下にまとめました。
- 普段使いできる
- コスパが良い
- サイズは大きすぎない



せっかくの高い買い物なのに、たまにしか使わないのはもったいない…!
![]() ![]() 240New | ![]() ![]() 500New | ![]() ![]() 1000New | |
---|---|---|---|
バッテリー容量 | 256Wh | 518Wh | 1070Wh |
定格出力 | 300W(瞬間最大600W) | 500W(瞬間最大1000W) | 1500W(瞬間最大3000W) |
出力ポート数 | AC×1、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 | AC×2、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 | AC×3、USB-A×1、USB-C×2、シガーソケット×1 |
本体サイズ | 幅23.1×奥行15.3×高さ16.8cm | 幅31.0×奥行20.5×高さ15.7cm | 幅32.7×奥行22.4×高さ24.7cm |
重さ | 3.6kg | 5.7kg | 10.8kg |
フル充電時間(AC) | 1.9時間 | 約1.2時間(70分) | 1.7時間 |
主な用途例 | スマホ充電、LEDライト、小型扇風機 | ノートPC、電気毛布、ポータブル冷蔵庫 | ドライヤー、電気ケトル、テレビなども可 |
価格 | 32,800円 | 59,800円 | 139,800円 |
おすすめな人 | ・小型家電など用途が限定的 ・ソロキャンプ用など容量を多く必要としない | ・幅広い家電で使用したい ・日常使いと災害時の備えを両立したい | ・車中泊やアウトドアでも、自宅レベルで家電を使用したい ・災害時の備えをしっかりしたい ・日常使いは想定しない |
気になる点 | ・家族世帯の災害時の備えには不十分 ・使える家電は限定的 ・モバイルバッテリーでも代用可能か | ・一部の家電には出力不足 ・アプリ非対応(240New、1000Newは対応) | ・重い ・でかい ・高価 |
公式サイトで見る | 公式サイトで見る | 公式サイトで見る |
あくまでライトユーザー向けのおすすめラインナップです。仕事で毎日使う方や、毎週のように家族で車中泊・アウトドアをする方は、さらに大容量モデルを検討したほうが良いでしょう。
Jackeryポータブル電源500Newレビューまとめ


Jackeryポータブル電源500Newのメリット・デメリットを改めてまとめると以下の通り。
- 今までにない薄型フラットデザイン
- 中容量(500Wh)クラスでは最軽量
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーにより長寿命&高耐久
- フル充電まで約1.2時間(70分)の超高速充電
- 5年保証&リサイクル対応
- 優れた静音性
ポータブル電源は容量も価格もピンキリで、とにかく種類が多い。そのため、初心者はどれを選べばよいか迷ってしまいます。
実際に筆者もたくさん悩みました。決して安い買い物ではないですからね…。
検討する中で感じたことは、”ポータブル電源を使って何がしたいか”という明確な目的を固めるのが大切ということ。
例えば、ドライヤーが使いたいのであれば、1000New以下のモデルは必然的に選択肢から外れます。スマホの充電や、低出力の小型家電にしか使わないのであれば、500New以上のモデルはオーバースペックです。
自分にとって必要な出力・容量をよく考えて、最適なモデルを選びましょう。
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